釜炒り茶

Green Collection No.9

Pan-fired Tea

釜炒り茶

茶葉を蒸さずに釜で炒ってつくられる緑茶。その製法は戦国時代に中国から伝わったとされ、煎茶よりも古い歴史をもつ。主に九州の一部地域でつくられており、日本の茶生産量に占める割合はわずか〇.二%ほどと希少。高温に熱した鉄釜で炒ることによって生じる、独特の「釜香(かまか)」と呼ばれる芳ばしい香りが特徴。茶葉を真っ直ぐな形に整える工程がなく、勾玉のように丸まった形をしていることから、「釜炒り製玉緑茶」とも呼ばれる。